なんとなく今年の途中経過なぞ

急に思い立ち、現時点で今年劇場で観て良かった作品（新作だけ）を10本挙げておく。観れていない、二番館待ちの映画はまだたくさんあるんだけど・・・

トニスコの中でも上位でしょう。轟音と暴走列車の巨体を体で感じ、デンゼル・ワシントンのガッツポーズに泣いた。

このサントラは買い！痛烈なサクセスストーリーであり、アメリカの青春学園モノとしても素晴らしい。

場末のバーテンダーを演じたエイミー・アダムスのはすっぱな佇まいに夢中になった。彼女が出る映画はとりあえず押さえていくつもり。

なんとなく忘れられてしまいそうな映画だ。現代の邦画界において家族みんなで安心して楽しめるってだけで価値がある。

字幕を追うのがもったいないくらい作りこまれている、ウェス・アンダーソンの新作。縦横無尽なアクション映画！

冷戦に据えた時代設定が利いてる。あまりアメコミ映画とは相性が良くないのだが、これは快作だった。

スクリーンに堂々と現れる浜野謙太のたるんだ体は本当に貴重ではないだろうか。優れた三枚目俳優が今の日本にはいないってことを彼が教えてくれたよ。

最初ノーマークだっただけに、今年一番の意外な出会いだったかもしれない。全編にわたって差し込む柔らかな日差しによって、この映画の体温は暖かくなっていく。そうして少しずつ俳優たちの緊張、強張った表情が緩んでいくのだ。

『劇場版神聖かまってちゃんロックンロールは鳴り止まないっ』
途中までどうなんだろうって思うけど、怒涛の王道的ラストにひっくり返った。

『東京公園』
＜まっすぐ見つめる＞という行為について、三浦春馬とコニタンのあのシーンが決定的。