2010年の映画のコト

年末から元旦まで飲んだくれてました。明けましておめでとうございます。

2010年の映画鑑賞はスコリモフスキ『アンナと過ごした4日間』で始まって、トリュフォー夜霧の恋人たち』で締めました。新作42本、旧作77本、計119本ということで自己最多。

以下 2010年 マイベストテン

『クリスマス・ストーリー』 アルノー・デプレシャン


シルビアのいる街でホセ・ルイス・ゲリン


『あの夏の子供たち』 ミア・ハンセン=ラブ


インビクタス/負けざる者たちクリント・イーストウッド


『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』 ジョニー・トー


時をかける少女谷口正晃


『(500)日のサマー』 マーク・ウェブ


ケンタとジュンとカヨちゃんの国』 大森立嗣


抱擁のかけらペドロ・アルモドバル


トイ・ストーリー3』 リー・アンクリッチ


未見の作品を挙げたらきりがなく、日本映画なら『川の底からこんにちは』『さんかく』『半分の月がのぼる空』『春との旅』『ゲゲゲの女房』。時代劇はなかなか評価と興行が結びついていなかったが『雷桜』『花のあと』『必死剣 鳥刺し』が観たかった。

洋画はゴダールウディ・アレンオリヴェイラといった超ベテランの新作を見逃し、たぶんどこかで回収しますが。また『ローラーガールズ・ダイアリー』『ゾンビランド』『ぼくのエリ 200歳の少女』『マチェーテ』『キック・アス』『リトルランボーズ』『ソフィアの夜明け』など観てません。

で、2010年はヨーロッパ映画が充実していた。『クリスマス・ストーリー』『シルビアのいる街で』『あの夏の子供たち』どれも音楽、音、歌が素晴らしい!何故ジャズにクラシック、テクノなのか?シルビア=音だったし、《ケ・セラ・セラ》に泣いた。また新人デビューと若手が躍進した年でもあり、マーク・ウェブ、ドリュー・バリモア、ニール・ブロムカンプ、谷口正晃真利子哲也石井裕也がデビューし、ホセ・ルイス・ゲリン、ミア・ハンセン=ラブ、大森立嗣、鈴木卓爾たちの新作はこれから観ていこうと思った次第。


旧作も10本並べてみると…


ソナチネ北野武


こうのとり、たちずさんでテオ・アンゲロプロス


『木と市長と文化会館』 エリック・ロメール


『喜劇 家族同盟』 前田陽一


『どたんば』 内田吐夢


『妻は告白する』 増村保造


『JLG/自画像』 ジャン=リュック・ゴダール


『㊙女郎責め地獄』 田中登


『天罰』 ウォーレス・ワースリー


夜霧の恋人たちフランソワ・トリュフォー



ソナチネ』を体験出来たのが去年一番大きかった。後は初体験の吉祥寺バウスシアターの爆音でゴダール。全く耳障りではなく、音響設計を楽しむ。そしてトリュフォー夜霧の恋人たち』に泣く。たぶん彼の最高傑作じゃなかろうか。

レンタルで観た作品はまた別で書くかもしれません。